人を動かす 新装版
デール カーネギー,Dale Carnegie,山口 博
古典というだけあってなかなか良い本でした。
昨年末から、子育てや職場での対人関係などでかなり悩んでいろんな本を読みましたが、ほとんどの本が「相手に自分の伝えたいことを伝え望むように動いてもらうためには、ダメなところを指摘するのではなく、良いところを見つけて褒めろ」ということに尽きる内容でした。
理解できたしそれがよい方法であることも想像できたので、実践しようとしたのですが、これがなかなか難しい。
「人を動かす」を読んで気が付いたのは、自分自身も、否定されることに対する防御態勢になってしまっていて、守りの姿勢として怒鳴ってしまったり相手にきつく出てしまっているのではないか、ということ。
「相手が間違っていても認める」「議論に勝っても相手に心から納得してもらえることはないのだから、そもそも議論なんかしない」「自分の考えも、相手に思いつかせるように仕向ける」「相手に重要感を持たせる」などなど、完全な性善説に基づかないと成り立たないんじゃないか、とか、相手が「自分の方が正しい」と思っているときにはさらに相手が強く出てきて(舐められて)逆効果なんじゃないか、といった気持ちもありつつ、でも、ベーシックな考え方は非常に理解しやすくわかりやすく書いてあり、恐らくそれが原則なんだろうと感じました。
まだまだ、カーネギーの境地にはたどり着けませんが、できるところから実践していきたいと思います。
山本五十六の「やってみせ、言ってきかせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」や、「7つの習慣」なども、カーネギーの「人を動かす」に通じるものだと思います。
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